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シール・ラベル印刷機のゴムローラー巻き替え【平圧機】

こんな方におすすめ
  • ラベルシール印刷機のゴムローラー巻替えをご検討の方
  • 平圧シール印刷機のロール修理についてお調べの方
  • ラベルやシール印刷機向けのゴム材質について確認されたい方
目次

シール・ラベル印刷機のゴムローラー巻き替え【平圧機】

本記事ではラベル・シール印刷機ゴムローラーのゴム巻き替えや、修理などについてご紹介致します。

平圧機などシール印刷機を工場で稼働されている印刷会社様などに向けて、お役に立てるような内容になればと思います。

本記事で触れていないような内容でもお困りのことがございましたら、気軽に当社へご連絡下さい。

お受けできるシール印刷機 機種例

恩田製作所 OPM-W150 機 ローラー

当社では凸版平圧印刷機など、シール・ラベル印刷機のゴムローラーの巻き替えや修理・芯金製作を承っております。

一例ですが、下記の印刷機械メーカー様の機内のゴムローラーについて対応が可能です。

機械メーカー機種など
恩田製作所社OPM-W150 、 OPM-W250 など
三條機械製作所社各種
三起機械社各種
イワサキインターナショナル社各種

シールやラベル印刷機ローラー向けのゴム材質は?

凸版平圧シール印刷機で製造の当社製品用シール
凸版平圧シール印刷機で製造の当社製品用シール

平圧機などのシール印刷機でよく採用されているゴム材質は主に下の3種類になります。

シール・ラベル印刷機 向け ゴムローラー材質
  1. NBR材質 (UV兼用ゴム)
  2. UV用樹脂材質
  3. ウレタンゴム材質

1.NBR材質 (UV兼用ゴム)

UV用の印刷インキでもゴムが膨潤しにくいような配合のNBR材質が存在します。

ウレタン材質やUV用樹脂材質は加水分解による軟化劣化、溶解、バーストなどのリスクがありますが、NBRですとその心配がありません。

膨潤しにくいとはいえ、UVインキへの耐性が高く形状変化しにくいという面では、一般的には、次に紹介する「UV樹脂」や「ウレタン」の方が優れていると言えるでしょう。

2.UV用樹脂材質

UV樹脂材質のロール

UVシール印刷機で多く使われているのがUV樹脂材質です。

UV樹脂材質もウレタン系のため、経年劣化によりゴム材質が柔らかくなっていきます。

完全に軟化して印刷機を正常に稼働できなくなる前に、ローラーの巻き替えや予備の準備しておく必要があります。

オフセットUV印刷機の分野でも、インキングローラーであれば、この「UV用樹脂」材質が採用されていることが多いです。

UV樹脂材質は機械メーカーでも推奨

UV印刷機の機械メーカーでも、新台に初期搭載するローラーとして「UV樹脂」材質ロールを採用するのが一般的になっています。

3.ウレタンゴム材質

写真はハンドロール用ウレタンローラー
写真はハンドロール用ウレタンローラー

シールラベル印刷機に「UV樹脂」材質と同様、ポピュラーに使われているのが、「ウレタン」材質です。

「UV樹脂」材質もウレタン系のため、特徴は似ています。

違いとしては、「ウレタン」材質の方が短納期で仕上がります。

当社では「UV樹脂」材質のゴム巻きが約1ヵ月半程度かかるのに対して、「ウレタン」材質ですと約3週間程度でお届けできることが多いです。

(上記の製作納期はゴム加工のみの場合で、溝加工は含みません。)

鉄芯の修理 / ゴムローラー芯材の変形

とあるお客様から使っているシール印刷機のローラーの芯が曲がってしまい当社で修理できないかとご相談いただきました。

お客様

UVシール平圧機のゴムローラーが数本曲がってしまいました。
中島ローラーさんで元に戻せないでしょうか?

中島ローラー

曲がってしまった芯材を真っ直ぐに戻すことはできません。
同じローラーを複製することなら可能ですよ!

曲がってしまった樹脂材質ローラー

上の写真のゴムローラーのように、芯材が曲がってしまった場合、元のように真っ直ぐの状態に戻すことはできません。

代わりに、当社からご提案できる方法としては下の2パターンがございます。

シール・ラベル印刷機 向け ゴムローラー 新規芯金調達方法
  1. 印刷機械メーカーから該当する種類のロールを新規購入
  2. 当社にて該当のゴムローラーを複製

1.印刷機械メーカーから該当する種類のロールを新規購入

一番確実でリスクが少ない方法は、自社で所有している印刷機のメーカーから、該当のロールを新調・購入することです。

購入後の初期不良や、新調したロールが機械とマッチしないといったような不具合にも機械メーカーが保証・対応してくれるでしょう。

該当する対象ロールがメーカーにて在庫している場合もあるなど、短納期で調達できる可能性も高いです。

新調の場合は、高額になるケースもあるため、コストとのバランスをみて、判断されるのが良いかと存じます。

2.当社にて該当のゴムローラーを複製

当社にて該当するゴムローラーを複製致します。

ゴムローラーの配合や色まで全く同じにはできないかもしれませんが、「ウレタン」材質なのか「UV樹脂」材質なのかといったゴムの材質自体は同じものを作ることができます。

寸法が狂ってしまうと機上でうまくロールが機能しないため、下記のロールの情報をいただいたり、また複製したいロールを数週間程度当社でお預かりすることがございます。

ロール複製依頼の際にいただきたい情報
  • お使いの印刷機のメーカーと機種名
  • 複製したいロールの種類 (着けロール、練りロールなど)
  • 複製したいロールの寸法
  • 複製したいロールのゴム材質
  • 複製したいロールのゴム硬度

シール機用ゴムローラー ビフォーアフター写真

ご依頼 前
ご依頼 後
中島ローラー

曲がったロールは、芯金を複製し、同じ寸法でゴムローラーを作り直しました!

お問い合わせはコチラからどうぞ

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この記事を書いた人

創業 明治36年 / 西暦1903年
(法人化は1973年~)

【版画・リトグラフ・工業用】
ゴム・革ローラーを製造&販売

【オフセット印刷・活版印刷機用】
各種ローラーの巻替え・消耗品販売

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