- ウレタンゴムローラーには、なぜ透明色と半透明色の製品があるのか興味がある方
- ウレタンゴムローラーの加工についてお調べの方
ウレタンゴムローラーの見た目の違いは?【答えは加工方法の違い?!】
ウレタンゴムローラーは、綺麗な透明な物と、半透明な物な物があるけど、どう違うんですか?
ウレタンゴムローラーは「型」を使って成型します。
お客様からご注文・ご指定いただいた直径寸法の「型」がない場合は、太めに成型した状態から、研磨加工して指定寸法まで削ります。
削る際に透過性が下がります。
じゃあ、研磨仕上すると透過性が低下するということですか?
その通りです!
研磨加工によって透過度が変わる
前述の会話の通り、ウレタンゴムローラーは研磨加工するか、しないかで透過度が変わります。
ポリテトラメチレンエーテルグリコール=PTMEG
研磨仕上 加工「なし」と「あり」の比較
研磨仕上「あり」と「なし」で品質に差はあるか?
品質の違いはございません。
インクを用いる版画関係や手フート・活版印刷機などの製版・印刷時の品質において、影響は出ません。
ちなみに当社でご提供しているNBRゴムを使った製品は、全てが研磨仕上品です。
製作手順としては、大雑把に言うと、シート状のゴムを鉄芯に巻き付けて、焼き加工。
そして、指定寸法まで研磨加工してゴムローラー表面をきれいに仕上げます。
ウレタンゴムローラー研磨加工 デメリットをあえて挙げるとすれば
- 見た目の透過度 / 綺麗で美しい見た目
- 金額面 / 研磨仕上するとコストアップする可能性がある
見た目の透過度
写真の通り、見た目の美しさが違いますね!
しかし、インキを使って使用するご用途だと、結局インキを巻いて使いますので・・・。
琥珀色の透明色だと、新品のウレタンローラーにインキを巻くのをためらってしまいそうです。。。
金額面
ウレタンゴムメーカーによっては、研磨加工がある場合、1工程作業が増えるため、加工代をプラスして金額がアップする場合があります。
当社では、お客様からご希望のローラー指定寸法をお伺いし、場合によっては、指定寸法に近いサイズで、安くご提供できる寸法も併せてご提案させていただくケースもございます。
手フート用途 ウレタンゴムローラーの場合、例えば、「ADANA機」や「イワハシ機」などの一般的な機種は、ウレタンメーカーさんが、ほぼ「型」を取り揃えているため、研磨するケースは少ないです。
ウレタン材質について特徴を確認できるページ
ゴムローラーを知る・探す スタートページ
お問い合わせはコチラからどうぞ
コメント