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【重量級】塗工ゴムローラー | 総重量15kg超えハンドタイプ

重量増し塗工ローラー
こんな方におすすめ
  • 重量が10kg以上あるハンドローラーをお探しの方
  • 塗工用途でのローラー製品をお求めの方
  • ハンドローラーの持ち手枠形状を画像で数種類、見比べたい方
目次

【重量級】塗工ゴムローラー | 総重量15kg超えハンドタイプ

お客様より製品重量が約15kg以上ある「塗工用ハンドローラー」のご注文をいただきました。

特注で製作した1点物です。

お客様

原料の塗工用途として、自重だけで15kg程度の荷重をかけられるハンドロールを製造してもらいたいのですが可能でしょうか。
ゴムローラーの長さは500~600mm程度を希望します。

中島ローラー

製作可能ですので、具体的な仕様をお客様と一緒に詰めていければ幸いです。
ロール直径やゴム硬度、持ち手枠の形状などご希望があればお申し付けください。

本案件の特注製品 仕様

「 重量増し塗工ハンドゴムローラー」
  • ゴムローラーサイズ:ゴム直径φ142.6mm×芯金直径82.6mm×面長510mm
  • ゴムローラー材質:NBR(ニトリルゴム)
  • ゴムローラー硬度:30度
  • 芯金:鉄材
  • 持ち手枠の塗装:メラミン塗装 (シルバー系)
  • 芯金側面の錆止め:手塗り 金ニス仕上
  • 重量:ゴムローラー部分=15.8kg

製作日数

芯金部分の製作に1週間程度。

ゴム巻き加工に35日程度かかりました。

ゴム肉厚が厚いロールのリスク

肉厚がより厚く、硬度がより柔らかいゴムロールの場合、加工の際の不良発生率が上昇します。
場合によっては再製作が必要なケースも生じるため、注意が必要です。

製品重量をUPさせる方法

錘

本案件の一番のポイントは、お客様からご要望いただいた総重量を15kg以上にするという点でした。

ゴムローラー自体を重くする場合は、持ち手枠部分も耐えうる設計にしなければなりません。

またバランスを考えて設計しないとコストがあがってしまうため素材の選定や仕様の決定が重要です。

基本的にハンドローラー製品の重量をUPさせるためには、当社から下の3つの方法でご提案が可能です。

ハンドローラー製品の重量をUPさせる方法
  1. 重量のある芯金を選定する
  2. ゴムの肉厚を厚くする
  3. 「錘(おもり)」を追加できる仕様にする

1.重量のある芯金を選定する

製品重量を増やすためには、より比重の大きい金属素材を選定することが1つの方法です。

また当社ではパイプタイプの芯材の上にゴムを加工するケースが多いのですが、芯金のパイプが肉薄かつ内部が空洞化している方が製品重量が軽くなります。

重くするためには内部が空洞化していない円柱上の芯材をチョイスした方が良いでしょう。

芯金選定はコストとの兼ね合いもあるため、できれば規格品として調達できるような物を選んだ方がお得です。

2.ゴムの肉厚を厚くする

実際に製作したゴムロール(枠なしの写真)
実際に製作したゴムロール(枠なしの写真)

ゴムローラー製品重量をより重くするために、ゴムの肉厚を厚くすることも1つの手段です。

注意点としては、肉厚が増すほど通常はゴム加工代金が上がってしまうため、芯金の選定と同様にコストとのバランスで考えるのが大切です。

上の写真は本案件で製作したゴムローラー部分で、芯金φ82.6mmに対してゴムをφ142.6mmに巻いています。

ゴム片肉厚が30mmのボリューム感のある仕上がりになります。

ちなみに下の写真の当社規格品「φ17cm NEW平版ゴムローラー」のゴム片肉厚が10mmです。

NEW平版ゴムローラーの芯金直径とゴム仕上げ直径

NEW平版ゴムローラー 直径11cm(110mm) 品は、芯金90mm×ゴム仕上げ直径110mmです。

NEW平版ゴムローラーの製品ページはコチラから

3.「錘(おもり)」を追加できる仕様にする

錘を追加できるハンドローラー
錘を追加できるハンドローラー

実際に採用には至りませんでしたが、上の画像のように「錘(おもり)」を追加できるような仕様にて設計も可能です。

具体的に何グラム・何キロ単位で「錘(おもり)」を追加できるようにしたいとご指示いただけますと、設計・ご提案がスムーズです。

持ち手部分&枠の形状・種類

持ち手部分&枠の形状・種類について、当社からご提案できる一例をご紹介致します。

本案件で採用した枠の形状は5の「丸棒 持ち手付き枠形状」です。

枠の形状 種類例
  1. 当社規格品「平版ゴムローラー」両端 両手持ちタイプ形状
  2. 当社規格品「ゴム手ローラー」枠の形状
  3. ハンドローラー ストレート枠タイプ形状
  4. 長柄付き枠形状
  5. 丸棒 持ち手付き枠形状

1.当社規格品「平版ゴムローラー」両端 両手持ちタイプ形状

平版ゴムローラー
平版ゴムローラー 両手持ちタイプ

両手で持って使用するハンドローラー形状です。
ロール重量が上がっても両手で両端を支えて持てるので、持ち上げて使用するような環境に適しています。

また持ち手の材質にもよりますが、使用者の自重で圧力をかけるような使い方もできます。

2.当社規格品「ゴム手ローラー」枠の形状

「ゴム手ローラー」用枠
「ゴム手ローラー」用枠

「ゴム手ローラー」の製品ページはコチラから

当社の規格製品「ゴム手ローラー」に採用されている持ち手枠の形状です。

片手で握って持ち、使用します。

重量があるゴムローラーですと、持ち手部分と枠の部分に負担がかかるため、強度をあげる再設計が必要になります。

3.ハンドローラー ストレート枠タイプ形状

ストレート枠タイプ
ストレート枠タイプ

ストレート枠タイプは、当社規格品の「ゴム手ローラー」用枠と形状が異なります。
その名の通り、ゴムローラー・鉄枠・持ち手部分が直線上に位置します。

規格品タイプ枠とストレートタイプ枠は、ユーザー様のご用途や使用環境などによって、どちらがお好みか・またはどちらが使い易いか意見が分かれます。

持ち上げて使用するというケースで考えると、より重量のあるゴムロールを扱う場合には、耐久面において「規格品枠」よりも「ストレート枠」の方が高いと言えるかもしれません。

耐久力は使い方に左右されます

もし持ち上げたりせず、ローラーを転がすための支えとして持ち手部分を使用するのであれば、耐久性について「規格品枠」も「ストレート枠」もあまり大差がないと判断できます。

4.長柄付き枠形状

長柄付き枠タイプ
長柄付き枠タイプ

形状は「ストレート枠タイプ」と同様ですが、持ち手として長柄が付いています。

床面や作業台などの上に圧をかけるために、適した仕様となります。

作業者が立ちながら作業可能です。

5.丸棒 持ち手付き枠形状

丸棒 持ち手付き枠
丸棒 持ち手付き枠

本案件で採用された「丸棒 持ち手付き枠」形状です。

持ち手部分にスチール製の丸棒を採用しています。

形状的には、持って使用するには向いておらず、基本的にローラー自体の自重を活かして回転を補助したり・圧力をかけるための持ち手枠となります。

今回は持ち手部分や枠全体に錆止めとして「メラミン塗装」を施しました。

持ち手部分に滑り止めが必要な場合

後からグリップテープをとりつけたりお客様がより使い易いゴムローラーにカスタマイズも可能です。

お問い合わせはコチラからどうぞ

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この記事を書いた人

創業 明治36年 / 西暦1903年
(法人化は1973年~)

【版画・リトグラフ・工業用】
ゴム・革ローラーを製造&販売

【オフセット印刷・活版印刷機用】
各種ローラーの巻替え・消耗品販売

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