
- 用紙搬送機の紙送りローラーのゴム部分劣化にお困りの方
- 金属溝部へのウレタン加工の実績をお探しの方
- 紙送りロールのゴム加工 注文時の注意点を確認したい方
【紙 送りローラー】A4用紙搬送ローラーのウレタン加工
A4用紙の搬送機械へ取り付けるローラーが消耗・劣化し、当社へゴム部分の加工をお問合せいただきました。
お客様のご要望

A4用紙をさばきながら1枚ずつ搬送するローラーのゴム巻きをお願いしたいです。
現行品はNBR60度材質を使用してますが、消耗が早くて、使用しているとグリップ力が低下する傾向にあり、別材質にて検討しています。



当社では紙送りロールとして、主に「NBR」か「ウレタンゴム」をご提案しています。



現在、ウレタンゴムでの加工を検討しております。



承知致しました。
金額のご提案を致します。
ちなみに搬送用ロールのような溝にゴム加工するような場合は注意点がございます!
製品の仕様


- サイズ:ウレタンライニング=φ41×10mmL
- 材質:ウレタン
- 硬度:50度
- ウレタン加工場所2カ所
- 芯金はお客様より支給(劣化ゴム付き中古品)
お客様より、使い古しのローラーを当社に送っていただき、ゴム部分を修繕させていただきました。
下の写真の赤枠の部分がウレタンです。


製作納期
ウレタン加工に1ヵ月程度かかりました。
本件は夏季休暇期間は挟みました。
夏季休暇期間に工場がお休みだったため、実質3週間程度で加工できるケースが多いです。
注文時の注意点
金属溝にゴムを加工する場合のゴム直径について
金属ローラーの溝部分にゴム巻きをする場合、ウレタンゴム部分を金属ローラーの直径より厚くライニングして、仕上に研磨をする加工方法を行うのが一般的です。


金属部とウレタンゴム部を同じ直径にしようとすると、旋盤などで研磨する際に、金属部を傷めてしまうため、基本的には最低でも1mm程度はウレタンゴム部分を厚く加工します。
用紙搬送用ローラーはキチンと使うには仕上精度がシビア
用紙搬送機や、紙折り機などのゴムローラーは機械メーカーの設定通り・かつ寸法精度を高く仕上げないと、うまく紙を送れないことがあります。
機械メーカーのマニュアル記載寸法(純正品規格)にて注文をお願いしております。
ウレタンは加水分解する材質
ウレタンゴム材質は加水分解する特性があります。
ウレタン部の割れや溶解に繋がりますので、ローラーの洗浄に水を使用しないことをオススメします。
また湿度が高い環境下でのご使用もお控え下さい。


参考記事 /ポリウレタン材質の特徴について





ちなみに紙送りローラーは、スパイラル形状でもウレタン加工可能ですよ!
参考記事 /ゴムローラーをお探しの方におすすめのスタートページ




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